医療技師の転職

臨床検査技師の転職は難しいってホント?転職成功のツボ教えます!

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医師の指示の元で、血液・尿・細胞などの検体検査を行ったり、検査機器を扱う臨床検査技師。資格を取得していなければ『臨床検査技師』とは名乗れない名称独占資格であり、国家資格の技術系医療職です。

そんな臨床検査技師ですが、世間では「転職が難しい職種」と言われています。

しかし国内には多くの病院がありますし、医療が発達し続けている現代において、医療職として転職がしづらいというのは本当でしょうか?

臨床検査技師の転職事情と、どうすれば転職を成功させることができるのか、臨床検査技師の転職のツボを書いていきましょう!

臨床検査技師の転職は本当に難しい?

臨床検査技師の求人倍率は低くない

一般的に臨床検査技師は転職が難しいと言われるのをよく見かけます。実際に臨床検査技師として働く方も、先輩などから聞いたという方は多いのではないでしょうか?

しかし臨床検査技師は、名称独占資格の医療系専門職。現場では引く手あまたなのでは?

と疑問に思う方もいるでしょう。実際に臨床検査技師の転職は難しいのでしょうか?

厚生労働省が運営する職業情報提供サイト『jobtag』によると、令和4年度の臨床検査技師の有効求人倍率は全国のハローワークで1.79倍となっています。(*)

ハローワークの統計だけでこの高さですから、少なくとも「転職が難しい」理由は求人数というわけではなさそうです。

*参照:厚労省『jobtag』

臨床検査技師の求人は『経験者優遇』で雇用枠も限られている

ではどんな理由で転職が難しいという話になっているのでしょうか?その理由は、臨床検査技師の仕事が専門性が高いことに起因していると思われます。

中途採用の臨床検査技師求人は、多くの場合生体検査や検査機器、それぞれの分野で経験者が優遇される傾向にあります。

中には臨床経験者であることが応募条件の場合があります。

また、それぞれの分野を担当する検査技師の雇用人数は総合病院でも数人と限られており、更に高条件の職場は一度入職したら長く務める方が多いために、なかなか求人枠が出ないという傾向もあるようです。

そのため、求人はあるが条件がいい職場ほど競争率が高くなり、「転職が難しい」というよりは、「転職成功が難しい」というニュアンスが強いということになるのではないでしょうか。

臨床検査技師の転職先とは

臨床検査技師といえば総合病院と考える方も多いでしょうが、実際のところ臨床検査技師が働ける職場の選択肢は意外と広いのです。求人探しに悩んだ方は、一度病院だけにこだわらず視野を広げてみるのはいかがでしょうか。

それでは臨床検査技師の転職先はどんなところがあるのか紹介しましょう。

病院・クリニック

臨床検査技師の職場といえば、やはり1番に思いつくのは生体検査や様々な検査機器が揃っている総合病院ではないかと思います。

その他にも、個人医院やクリニックなどでも血液検査やウィルス検査、超音波検査やレントゲンなど行っているところは多く、求人も豊富です。

健診センター

健康診断を行う施設です。総合病院でも健診を行う専門の科を設けているところが多いですよね。

血液検査や尿検査、心電図などの一般的な健診内容のほか、レントゲンや人間ドックなどを受け持ちます。

臨床検査センター

民間の臨床検査施設です。総合病院であれば様々な検査機器や設備を備えているところは多いですが、個人病院やクリニックなど設備がないところから委託を受けて血液・尿・細胞・ウィルスなどの検査を行います。

昨今の新型コロナウイルスの流行で、民間の臨床検査センターの人手不足が問題にもなりました。現在求人は多くなっています。

保健所

保健所で臨床検査技師として働くという道もあります。感染症やウィルスなどの対策に携わることになり、血液検査や尿検査を行います。

安定した雇用と収入が期待できますが、求人数は多くなく、公務員であるために臨床検査技師の資格に合わせて公務員試験に合格する必要があります。

他職種に転職したい臨床検査技師におすすめの医療職

追加で学歴や資格が必要な職種は覚悟が必要

臨床検査技師が医療系他職種に転職したいと思った際に出てくるのは、やはり医療系の職種ではないでしょうか。

臨床検査技師はせっかく取った国家資格ですし、新卒で臨床検査技師に就職したのであれば他業界に飛び込むには勝手が分からず勇気もいります。

とはいえ、医療系の他職種で上がることが多いものといえば『理学療法士』『薬剤師』『作業療法士』『看護師』『放射線技師』などの国家資格です。

たしかにこれらの資格があり転職できれば将来安泰とも思えます。

しかし、これらの資格を取得するには、新たに学校や養成所で学び直さなければいけないものばかりで、これらの職種に対する特別な熱意がない限りは、これから学生に戻るのも現実的ではありません。

おすすめは臨床検査技師の経験が活かせる仕事

臨床検査技師の資格を活かしつつ、他の医療職に転職したい。でも上記の職種のように新たな学歴が必要な職種や、これといった目指す職種の希望はないという方には、これから紹介する職種がおすすめです。

治験コーディネーター

治験がスムーズに行われるよう、関係者のスケジュール調整や治験の準備・運営、終了した際には報告書作成まで、一連の運営に携わる仕事です。

治験コーディネーターになるために必要な学歴や資格は必要なく、病院では臨床検査技師が兼任しているところもあるため、臨床検査技師として働いた経験は優遇される職種といえます。

仕事先は、病院や民間の治験施設支援機関があります。

アプリケーションスペシャリスト

画像診断装置や超音波検査、放射線治療装置などを開発・販売する医療機器メーカーで働く仕事です。

自社製品の使い方や、導入するメリットなどのプレゼンを顧客向けに行うのが仕事内容になります。営業ではなく営業に同行し使い方などのレクチャーを行うだけなので、直接セールスを行うことはありません。

学歴や資格は必要ありませんが、医療機器を実際に使った経験がある臨床検査技師は、経験者としてアピールできる職種です。

胚培養士

受精卵を扱うスペシャリストです。主に病院やクリニックで働くことが多く、仕事内容としては精子と卵子の管理から、体外受精、胚凍結・胚融解・培養といった繊細な作業を行います。

特別な資格などは必要ありませんが、専門性が高い仕事だけに未経験での採用は難しい面があります。

臨床検査技師からの転職は成功率が高いですが、あらかじめ民間の胚培養士検定資格を取得しておくとより有利に転職活動ができるでしょう。

臨床検査技師は民間資格で転職成功に一歩前進!

臨床検査技師は国家資格であり、医療系の技術職として様々な臨床現場に関わっています。

医療系の職種ではその資格や経験がかなり重宝されますし、臨床検査技師資格保有者は優遇と明記されていることも多い、転職業界でも人気が高い職種と言えます。

それに加えて、民間の医療系資格を取得することで、更に箔が付くのは間違いありません。目指す職種に有効な資格を積極的に取って損はありません。

ではどんな民間資格があるのか紹介します。

超音波検査士

『日本超音波医学会』が行う資格試験です。超音波検査士の資格は7領域に分かれ、1回の試験で受験できるのは1領域のみ、資格取得後も5年ごとの更新が必要とあって、少々骨が折れる資格と感じる方も多いかもしれませんね。(*)

とはいえ、取得が大変であるほど業界では箔が付くことも多いです。臨床検査技師としてスキルアップやキャリアアップを目指したいという方におすすめの資格です。

*参照:日本超音波医学会『超音波検査士制度委員会』

細胞検査士

『日本臨床細胞学会』が行う資格試験です。がん検査などで役立つ細胞検査のスキルを身につけることができる資格です。(*)

がん専門病院のほか、臨床検査センターや治験施設支援機関などの民間施設、企業でも役立てることができるでしょう。

*参照:日本臨床細胞学会『第56回細胞検査士資格認定試験受験案内』

一級・二級臨床検査士

『日本臨床検査同学院』が行う資格試験です。民間資格ながら、臨床検査技師の上級資格という位置づけとなっており、臨床検査技師資格を持っていることを条件に、二級臨床検査士から一級臨床検査士に順番に受験可能となっています。(*)

上級資格であるだけに、臨床検査技師としてスキルアップやキャリアアップをしていきたいと考える方はぜひ取っておくといい資格です。

*参照:日本臨床検査同学院『二級臨床検査士試験』

*参照:日本臨床検査同学院『一級臨床検査士試験』

認定輸血検査技師

『日本輸血・細胞治療学会』が行う資格試験です。臨床検査技師が受験することができる資格試験となっています。(*)

輸血治療では的確な判断力や技術が求められ、間違うことが許されない現場となっています。安全な輸血治療を行うための技師育成を目的としており、この資格を取得することで
仕事の幅も広がることになるでしょう。

*参照:日本輸血・細胞治療学会『認定輸血検査技師について』

認定臨床微生物検査技師

『認定臨床微生物検査技師制度』が行う資格試験です。こちらも臨床検査技師の有資格者が受験することができます。(*)

感染症・ウィルス検査の技術向上のための資格となっており、保健所やウィルス検査を行う臨床検査センター、また研究施設への転職を考えている方にはおすすめの資格です。

*参照:認定臨床微生物検査技師制度『認定臨床微生物検査技師(CMTCM)制度受験申請の手引き

CRC(臨床研究コーディネーター)

『日本臨床薬理学会』が行う資格試験です。治験コーディネーターは、他職種への転職を希望する臨床検査技師に人気の職種です。(*)

治験コーディネーターになるために必要な資格は特にありませんが、この資格を取ることでより転職を有利に運ぶことができるでしょう。治験コーディネーターへの転職を考えている方にはおすすめの資格です。

*参照:日本臨床薬理学会『認定CRC制度』

臨床検査技師におすすめの転職方法は転職サイト

臨床検査技師の転職、いざ転職を決めても求人てどこにいけばあるの?と不安に思ってしまう方もいることでしょう。

手っ取り早く求人を探したいのであれば、検索エンジンで『臨床検査技師 求人』と入力すれば大量の求人サイトが出てきます。

しかし、求人サイトは求人の質がピンキリ、多すぎてわけが分からなくて目が回ってしまう。

求人が見れるだけで、何もかも自分で活動しなければならず、転職に慣れていないと募集要項すら難解に感じてしまう方も多いと思います。

そこでおすすめしたいのが転職サイトです。転職サイトはキャリアアドバイザーがマン・ツー・マンで転職をサポートしてくれます。

あなたの適性とキャリアプランを考慮して、求人をピックアップし、病院や企業との橋渡しをしてくれるので安心です。

特に臨床検査技師は専門性が高い職種となっており、『マイナビコメディカル』『レバウェル医療技師』『検査技師人材バンク』といった、臨床検査技師の転職に特化した転職サイトだと専門性が高いサポートを受けることができ、おすすめです。

臨床検査技師の転職は資格取得でスキルアップを目指すのがおすすめ

臨床検査技師の転職は難しいという声をよく聞きます。しかし実際のところ、昨今の情勢なども合わさって求人は「あるところにはある」という状況といえます。

しかし、新卒や第二新卒などの社会人経験がないという若い世代ならいざしらず、中途採用枠の臨床検査技師は他の職種以上に『経験』と『即戦力』であることを求められる職種です。

だからこそ、目指す職種に有効な資格を取得することで仕事への姿勢を示すことができ、最低限の知識や技術をアピールすることにも繋げられます。

積極的に資格取得でスキルアップをし、転職成功を自分でつかみ取りましょう!

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