看護師の転職

【元看護師が伝授】ナースが持つとプラスの資格18選&学習時間確保法

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「看護師資格にプラスして、スキルアップとキャリアアップにつながる資格を取得したい」

そう考えてはいるものの、毎日多忙な日々を過ごす看護師。

どんな資格を選べばよいのか、どうやって勉強時間を確保するのか・・・と悩んでいる方もいるでしょう。

今回は、元看護師の筆者看護師が取得するとプラスになる18種類の資格を紹介します。

元看護師という視点から、活躍できる分野別に解説します。

どうやって勉強時間を確保すればよいのかも、筆者の経験を基に紹介しますので、学習方法の参考にしてください。

スキルアップに!看護師が取れるプラスの資格一覧【18選】

看護師が取れるプラスの資格の一覧です。スキルアップに役立ててください。(★は国家資格)

資格名役立つ現場
認定看護師医療現場
専門看護師医療現場
3学会合同呼吸療法認定士医療現場
NST(栄養サポートチーム)専門療法士医療現場
BLS・ACLS・PALSプロバイダー医療現場
リンパ浮腫療法士(LT)医療現場
消化器内視鏡技師医療現場
終末期ケア専門士医療現場
慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)医療現場
認知症ケア専門士介護・福祉現場
ケアマネジャー介護・福祉現場
介護福祉士介護・福祉現場
福祉住環境コーディネーター介護・福祉現場
シニアピアカウンセラー介護・福祉現場
レクリエーション介護士介護・福祉現場
産業カウンセラー民間企業
チャイルド心理カウンセラー教育・保育現場
不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター産婦人科
看護師が取れるプラスの資格一覧

以下でそれぞれについて詳しく説明していきます。

【医療現場で役立つ】看護師におすすめのプラスの資格【9選】

医療現場で働く看護師におすすめのプラスの資格は9種類あります。

  • 認定看護師
  • 専門看護師
  • 3学会合同呼吸療法認定士
  • NST(栄養サポートチーム)専門療法士
  • BLS・ACLS・PALSプロバイダー
  • リンパ浮腫療法士(LT)
  • 消化器内視鏡技師
  • 終末期ケア専門士
  • 慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)

それぞれ解説していきましょう。

1. 認定看護師

認定看護師は公益社団法人日本看護協会により、特定分野の専門教育を受けた看護師が認定される資格です。

2019年7月時点で21分野が認定分野になっており、感染管理や皮膚・排泄ケア、糖尿病看護、緩和ケアなどが指定されています。

医療現場のプロフェッショナルとして、実践・指導・相談ができる人材の育成を目的にしています。

看護師としての実務経験に加え、認定領域での経験も必要となるため、取得のハードルが高い資格です。

参考:公益社団法人日本看護協会 『認定看護師』

2. 専門看護師

専門看護師は認定看護師とは若干異なり、特定の看護専門分野の高度な知識を持ち、病院での看護の相談・調整・教育・研究といった役割を果たす看護師に与えられる資格です。

看護系大学院への進学が必須条件となっており、2022年12月時点で14分野の認定が行われています。

資格取得のハードルは認定看護師以上に高いですが、資格取得によって管理職になれる可能性も非常に高いです。

参考:公益社団法人日本看護協会 『専門看護師』

3. 3学会合同呼吸療法認定士

3学会合同呼吸療法認定士は、日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本麻酔科学会の3つの学会が合同で認定している資格です。

呼吸療法の専門資格として、病棟や手術室での人工呼吸器の管理、呼吸療法の習熟を目的にしています。

取得のためには、2年以上の実務経験と、学会や講習会への出席が必要です。

近年は自宅で呼吸器や酸素吸入を行っている方も増えており、医療現場での3学会合同呼吸療法認定士の価値は高まっています。

資格手当が出る病院は少ないですが、救急救命科や手術室、訪問看護など幅広い診療科で活躍できるでしょう。

参考:公益財団法人医療機器センター 『3学会合同呼吸療法認定士』

4. NST(栄養サポートチーム)専門療法士

NST(栄養サポートチーム)専門療法士は、臨床栄養学の専門知識を学び、患者様を栄養面からサポートしたい方におすすめの資格です。

資格を得ると、施設での調理法の提案や栄養・水分管理、NST回診などの業務に従事できます。

医療機関または福祉施設で栄養サポートチームやその業務を5年以上経験した看護師でないと取得できません。

セミナーや実地訓練を受ける必要があるものの、他の医療資格に比べると取得難易度は低めです。

参考:日本臨床栄養代謝学会 『NST専門療法士認定資格制度』

5. BLS・ACLS・PALSプロバイダー

BLS・ACLS・PALSプロバイダーとは、一次救命処置・二次救命処置・小児二次救命処置の専門知識と技術があることを証明する資格です。

BLSプロバイダーは一般人でも取得可能ですが、ACLSとPALSは医療系の有資格者しか取得できません。

いずれも座学講座を受ける必要はありますが、BLS・ACLSは1日、PALSは2日間のみのため、資格取得のハードルは低めです。

プロバイダー資格を取得すると、さらに上位のインストラクター資格も取得できるようになります

インストラクター資格は医療機関での研修を行えるもので、医療機関における救命処置のプロフェッショナルとして頼りにされるでしょう。

参考:日本ACLS協会 『コースの種類』

6. リンパ浮腫療法士(LT)

リンパ浮腫療法士(LT)は、がんや手術などの要因によってリンパ浮腫を発症した方に対し、専門知識を生かした複合的な治療を行う専門資格です。

2016年の診療報酬改定でリンパ浮腫治療が保険適用になったため、医療機関での需要が高まっています。

資格を取得するには、講習と実技の研修を受けることと、看護師の実務経験が2年以上、さらに研修修了後に5症例以上のリンパ浮腫事例を担当する必要があります。

今後の需要が期待されることから、取得を目指す価値は高いです。

参考:リンパ浮腫療法士

7. 消化器内視鏡技師

消化器内視鏡技師は、胃カメラや大腸カメラなどの前処置や検査・治療の介助、機器の洗浄・消毒などの専門資格です。

内視鏡室で2年以上業務に従事し、日本消化器内視鏡技師会主催の研究会への出席など、20時間以上の講義受講などの条件を満たすことで受検資格を得られます。

研究会や講義はウェブで参加できるものもあります。試験はテストセンター方式となりますので注意してください。

内視鏡室業務のプロフェッショナルとして働きたい方は、消化器内視鏡技師の取得がおすすめです。

参考:一般社団法人日本消化器内視鏡学会 『消化器内視鏡技師認定試験』

8. 終末期ケア専門士

終末期ケア専門士は、日本終末期ケア協会(JTCA)が認定する民間資格です。

2020年に誕生した新しい資格で、医療・介護従事者を対象に、終末期の患者様とその家族をサポートする終末期ケアのスペシャリスト資格とされています。

終末期に生じる様々な身体的・精神的苦痛をケアし、患者様と家族が最期まで自分らしく生きられるように支援することが目的です。

看護師としての実務経験が2年あれば、終末期ケアに従事していなくても受験が可能です。

公式テキストに沿って勉強し、テスト会場でパソコンでの試験を受け合格すれば取得できます。座学などは不要です。

テキストの勉強だけでは不安な人は、オンライン上の通信講座(WEB講習会)を受けることもできます。

緩和ケア認定看護師に比べて取得難易度が低いため、キャリアアップの最初のステップとしておすすめの資格です。

参考:日本終末期ケア協会(JTCA) 『終末期ケア専門士』

9. 慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)

慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)は、6学会(日本腎不全看護学会・日本透析学会・日本腎臓学会・日本移植学会・日本泌尿器学会・日本腹膜透析医学会)合同の資格です。

慢性腎臓病看護の現場におけるケアの質向上を図り、高水準の技術と知識を持つ看護師を養成する目的で始まりました。

受験においては、実務経験などに加えて、学会が指定する「認定ポイント」を一定数取得する必要があります。

認定ポイントを稼ぐ方法にはセミナーの受講なども含まれますが、日本看護協会の資格を持っていればそれだけでクリアできます(透析看護認定看護師など)。

認定ポイントが基準に達し、必要な書類を用意できれば、オンライン申請をして審査を受けることができます。審査に通れば、晴れて資格取得です。

ただし、申請は受付可能期間中でなければ申請できないうえ、期間も約2週間しかないので注意しましょう。(2025年は4月1日~4月17日が受付期間)

腎臓内科や透析室などで患者様と家族へのケアを提供し、看護師としてのリーダーシップを発揮できる資格です。

参考:一般社団法人日本腎不全看護学会 『CKDLNとは』

看護師の転職

【元看護師が語る】看護師が働きやすいホワイト病院の特徴を解説!

2024/9/6  

看護師はブラック病院で働くと、肉体的・精神的にも無理をして体調を崩すリスクがあります。 今回は、看護師が働きやすいホワイト病院の特徴、ホワイト病院とブラック病院の見極め方、ホワイト病院の探し方などを詳 ...

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スキルアップと転職を同時に!

【介護・福祉分野で役立つ】看護師におすすめのプラスの資格【6選】

介護・福祉分野で役立つ看護師資格は6種類あります。

  • 認知症ケア専門士
  • ケアマネジャー
  • 介護福祉士
  • 福祉住環境コーディネーター
  • シニアピアカウンセラー
  • レクリエーション介護士

1. 認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は、日本認知症ケア学会が認定する民間資格です。

認知症ケアに関する優れた知識・技術・倫理観を持つ技術者の養成を目的にしています。

認知症ケアの業務に従事し、3年以上の実務経験を満たすことで受検可能です。

試験は第一次試験(Web試験)と第二次試験(論述)があり、第一次試験の合格者のみが第二次試験に進めます。

認知症ケア専門士には介護現場での他のスタッフへのアドバイス、指導を行い、介護の正しい知識と技術を浸透させる役割があります。

参考:認知症ケア専門士認定試験

2. ケアマネジャー

ケアマネジャーは、正式名称では介護支援専門員と呼ばれます。

介護を必要とする方やその家族の相談、ケアプランの作成のほか、要介護者と介護事業所の調整役を担います。

各都道府県から認定を得る公的資格です。

指定業務を5年以上経験することで受検可能となり、試験合格後に研修を受講することでケアマネジャーの資格が得られます。

資格取得後は老健や訪問介護、特別養護老人ホームなど様々な介護現場に活躍の場を広げられます。

3. 介護福祉士

介護福祉士は介護現場で働く方の多くが保有する国家資格で、資格取得により手当を支給する施設も多いのがポイントです。

介護実務を3年以上経験したうえで、実務者研修を450時間以上受講するか、養成学校を卒業することで受検資格が得られます。

介護現場で働く看護師のダブルライセンス資格としても人気で、看護と介護の両面から高齢者へのケアを提供できるようになります。

介護福祉士を取得すれば、どのような介護施設でも働けることから、取得すれば医療・介護業界のどこにでも転職可能になります。

参考:公益財団法人社会福祉振興・試験センター 『介護支援専門員』

4. 福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターは、在宅で生活する高齢者や障害者に対し、介護・福祉の視点から住みやすい環境を提案するアドバイザー資格です。

資格の認定は東京商工会議所が行っており、受験資格は設けられていないため、誰でも受検できます。

公式テキストに沿って勉強すればよく、必須のセミナーや座学はありません。

試験は家のPCを使うことができます。PCがない人はテストセンター会場へ赴き受検することも可能です。

資格には1~3級まであり、2級までは現場レベルでの福祉用品、福祉制度、住環境のアドバイスを行う資格として有用です。

1級を取得すると、地域全体の住まいのコーディネーターとして、自治体の福祉に関するアドバイザーにもなれます。

参考:東京商工会議所 福祉住環境コーディネーター検定試験

5. シニアピアカウンセラー

シニアピアカウンセラーは、高齢者の施設や家庭を訪問し、相談役や話し相手として傾聴する専門資格です。

高齢者との対話の専門知識を身に付け、カウンセリング技術を持つことで、高齢者との信頼関係を構築する役割があります。

認知症の方とのコミュニケーションスキルも持つため、意思疎通が難しい方やその家族との信頼関係をスムーズに構築し、ケアへとつなげる役割もあります。

約3か月間の通信講座のカリキュラムを終えれば受験可能です。認定試験も家で受験できるため、すべて在宅で完結します。

参考:一般財団法人日本能力開発推進協会 『シニアピアカウンセラー』

6. レクリエーション介護士

レクリエーション介護士は、介護施設で日々行われているレクリエーション活動の知識、技術を高める目的の民間資格です。

2014年に誕生した比較的新しい資格です。

入居者や利用者の特性に合わせ、運動機能を高めたり、日常への活力を与えたりするレクリエーションを行う能力を養成しています。

1級と2級の種類があり、いずれも通信講座での受講が可能です。スクールに通って学ぶスタイルもあるので自分に合った方法を選べます。

参考:日本アクティブコミュニティ協会 『レクリエーション介護士』

看護師の転職

循環器内科看護師に向いてる人とは?やりがい・必要なスキルを紹介

2024/9/27  

心臓や血管を専門的に診療する、循環器内科。 命に直結する臓器だけに、日夜現場で働く看護師は緊張感を持って仕事に取り組んでいます。 循環器内科は病院においては欠かせない診療科であり、レベルの高い看護師が ...

【他にもある!】看護師におすすめのプラスの資格【3選】

看護師におすすめの資格の中でも、医療・介護分野に該当しないその他の資格を3つ紹介します。

  • 産業カウンセラー
  • チャイルド心理カウンセラー
  • 不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター

1. 産業カウンセラー

産業カウンセラーは、企業で働く従業員のメンタルヘルス、人間関係、職場環境のサポートや改善を働きかけることを目的とした資格です。

一般企業の従業員と面談をし、心理学の手法を用いてメンタルヘルスの維持を支援します。

近年はリーダーシップ研修やファシリテーション研修、コミュニケーション研修などで、指導者として産業カウンセラーが選ばれることもあります。

看護師資格と併用すれば、産業看護師として心身の健康維持を業務にすることが可能です。

スクールに通って学ぶのも可、すべてオンラインの通信講座にするのも可、通学とオンラインどちらも混ぜたスタイルにするのも可なので、自分に合ったスタイルで学習できます。

参考:一般社団法人日本産業カウンセラー協会 『産業カウンセラー養成講座』

2. チャイルド心理カウンセラー

チャイルド心理カウンセラーは、10歳までの子供の成長と心理を観察・分析し、両親に対してアドバイスや支援を行うことを目的とした資格です。

不登校やいじめによる心理的外傷へのケアも対応しており、子供の心理のスペシャリストと言えます。

小児科や精神科、心療内科の経験がある看護師におすすめです。

子供と周囲を取り巻く環境の課題を把握し、問題解決につなげていくのが役割です。

講座を受ける必要ありますが、通信教育での受講が可能です。試験も在宅で受けられます。

医療現場以外でも子供の健やかな成長に貢献したい方は、チャイルド心理カウンセラー資格の取得をおすすめします。

参考:日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP) チャイルド心理カウンセラー(R) 資格認定試験

3. 不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター

不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターは、いずれも日本不妊カウンセリング学会の認定する資格です。

産婦人科や不妊治療専門クリニックで働く看護師なら、取得することをおすすめします。

不妊カウンセラーは、不妊に悩む夫婦に対し、妊娠・出産に関する正しい情報提供を行うことを目的としています。

体外受精コーディネーターは、体外受精や顕微授精といった高度な不妊治療に関して、医療の専門家としての立場から情報提供とカウンセリングを行うための資格です。

専門性の高さから、体外受精コーディネーターのほうが試験難易度は高いです。

どちらも養成講座を受ける必要がありますが、オンライン受講も可能です。試験は筆記試験と面接試験があります。

参考:NPO法人日本不妊カウンセリング学会 『不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター』

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スキルアップと転職を同時に!

看護師にプラスの資格取得をおすすめする理由・メリット

看護師がプラスの資格を取ることのメリットは5つあります。

  • キャリアアップにつながる
  • 専門領域のスキルアップができる
  • 給与アップにつながる
  • 働く場所や働き方の選択肢が広がる
  • 転職でアピールしやすくなる

キャリアアップにつながる

看護師がプラスの資格を得るメリットの一つ目は、キャリアアップがしやすくなることです。

資格を得れば専門性が高まり、現場での活躍の幅を広げられます。

職場で評価される機会も増えて、役職につきやすくなるでしょう。

特に主任や看護師長、看護部長と言った役職は、マネジメント能力や、現場への高い理解度がなければ抜擢されません

将来的なキャリアアップを考えるなら、資格取得で専門性やスキルをアピールしておくのが効果的です。

専門領域のスキルアップができる

二つ目のメリットは、専門分野のスキルアップができることです。

資格はレベルの差こそありますが、いずれも何らかの専門分野においての実力を証明するものです。

資格を取得するには一定の知識と技術を身に付けている必要があるため、学習を通してスキルアップができます。

看護師は現場での実務能力が重視されるため、スキルアップすれば周囲から頼られることも多くなるでしょう。

人から頼られることは仕事のやりがいにもなり、モチベーションにもつながっていきます。

給与アップにつながる

資格取得はキャリアやスキルが高まるだけでなく、給与アップにつながる点もメリットです。

例えば、医療機関で働く看護師の場合、取得した資格によって資格手当が支払われることがあります。

資格手当は、毎月の給与におよそ5,000~1万円程度上乗せされます。

すぐに大幅な給与アップとはなりませんが、長く看護師を続けるほどプラスの影響が大きくなるでしょう。

看護師として長く働き、収入アップも狙うなら資格取得を目指す価値は十分にあります。

働く場所や働き方の選択肢が広がる

専門分野を生かした働き方ができることも、資格取得のメリットです。

例えば、「緩和ケア認定看護師」や「皮膚・排泄ケア認定看護師」を取得すれば、独自の外来を持ってそれらのケアを行っている病院で働くことができます。

また、特定の病棟には所属せず、専門知識を生かして各病棟を巡回し、患者さまへのケアや看護師への指導を行う働き方もあります。

資格取得によって病棟や外来での通常の働き方だけでなく、自分なりの働き方をデザインできる点もおすすめの理由です。

転職でアピールしやすくなる

5つ目のメリットは、資格があると転職でアピールがしやすくなる点です。

いまや看護師も転職するのが一般的。ライバルとの競争を勝ち抜くには、資格がアピール材料になります。

高度な資格や複数の資格を持つ人ほど、看護師として意欲が高いと認められるでしょう。

看護師は専門分野や経験ももちろん重要ですが、資格の有無はもうひとつの判断材料です。

採用を判断する際にも、資格の有無で専門性が明確になるため、採用後の配属先を決める基準にもなるでしょう。

自分の努力とスキルをアピールする意味でも、転職活動と資格取得を並行していくのがおすすめです。

ナースの転職ならレバウェル看護

レバウェル看護;

資格の勉強と並行して転職活動を進めるなら、レバウェル看護の利用がおすすめ。

レバウェル看護の魅力はなんといってもホワイト病院の多さ。今までブラックな環境で働いていた方には特におすすめです。

「ブラックな今の職場から抜け出したい!」そんな人は、レバウェル看護でホワイトな職場を探すのが一番の近道。

病院やクリニックに限らず、介護施設や健診センター、訪問介護などの求人もあるため、資格次第でさまざまな職種に応募できますよ。

レバウェル看護(公式サイト)

忙しい毎日でも資格勉強を可能に!看護師の勉強時間確保のコツ

「資格を取りたいけど、毎日仕事が忙しくて時間がとれない」

そう悩んでいる人も多いでしょう。

そこで筆者が資格を取得した経験に基づいて、どうやって勉強時間を確保すればよいか、コツとポイントをご紹介します。

一日の中で減らせる時間を見つける

最初にやるべきこととして、1日のスケジュールを大まかに洗い出し、どの時間を減らせるか見つけることから始めましょう。

夜勤のある方は日勤と夜勤のそれぞれで書き出します。

そして、料理や洗濯、掃除、余暇などの時間から、削れる部分を削って勉強時間を確保します。

例えば、筆者は掃除を簡単に終わらせたり、余暇時間を削ったりすることで勉強時間を少しずつ確保していきました。

自宅での学習時間を確保するには、日々の中から削減できる部分を見つけましょう。それが資格取得への第一歩です。

隙間時間を有効に活用する

勉強時間確保のためには、通勤時間、仕事の休憩時間、トイレの時間などを「ながら勉強」の時間にあててしまいましょう

筆者の場合、通勤時間に単語カードで勉強したり、自宅内のトイレや台所の壁面に問題文を書いた付箋を張り付けたりして、わずかな時間でも学習していました。

しっかりと学習時間が取れる時は参考書でインプット学習、隙間時間には問題文でアウトプット学習することで、必要な知識が定着していきます。

隙間時間は1日の中でも大きな部分を占めるため、有効活用することで合格に大きく近づくでしょう。

通信教育を利用する

資格の学習に参考書や通信教育、講座の動画など、様々な方法を選択する方がいるかと思います。

中でも学習効率が高く、隙間時間も活用しやすいのが通信教育です。

通信教育にはパソコンやスマホで動画を視聴できるタイプや、アプリで単語カードや問題集を解けるタイプなどがあります。

隙間時間に学習することも考慮するなら、スマホ1台で学習できる通信教育を利用するのがおすすめです。

耳で聞きながら勉強する

参考書や動画視聴は観て学習するものですが、家事や通勤中に学習するなら、耳で聞きながら学習する方法もおすすめです。

イヤホンを装着して動画を聴きながら学習するだけでも、音として記憶に残るので勉強になります。

筆者の場合は通勤中に車のスピーカーで流したり、仕事の休憩時間にイヤホンで聞いたり、家事をしながら聞いたりすることで勉強時間を確保しました。

やり方は色々とありますが、勉強を聞きながらする方法なら時間を無駄にすることがないのでおすすめです。

まとめ:資格取得はスキル・キャリアの両面からプラスに働く

看護師資格は、どこの病院・クリニック・介護施設でも働ける汎用性の高い医療資格です。

しかし、看護師資格だけではスキルとキャリアが磨かれているとは言えず、将来のキャリアデザインや転職では特徴が薄れてしまいます。

専門分野の知識を深め、キャリアアップしていくためには、自分の関心がある分野に関する資格を取得することが重要です。

また、資格を有していれば自信にもつながり、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。

将来設計を有利にするためにも、色々な資格取得を目指しましょう。

看護師の転職

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