

【作:えりたさん】
「転職した会社に馴染めるか…」
「会社の人とうまく付き合えるか…」
「仕事がちゃんとできるか…」
転職後、新しい職場に入社する際は誰しもが不安になるものです。
特にGW~7月、年明けは求人数が増える時期なので、転職後このように不安を抱えながら出社する方は多いのではないでしょうか。
しかし、いつまでたっても不安感や緊張感を持ち続けていると、自分らしさを発揮して業務を遂行することができません。
そこで今回は、新しい職場環境に馴染むためのコツについてお伝えします。
これから転職活動を始めようと思っている方や転職が決まっている方は、ぜひ参考にしてください。
転職して感じがちな3つの不安
転職活動を終え、いざ入社する際は誰もが不安感や緊張感を抱きます。
転職後の不安には以下のようなものがあります。
新しい会社に馴染めるか…
企業風土や社風はそれぞれの企業により大きく異なり、会社独自のルールも存在します。
ある程度はホームページやパンフレットなどから情報収集でき、転職活動の際も企業研究をされているかと思います。
しかし実際の職場環境や内部事情は、入社してみないと分からないですよね。
良い職場に出会えるのか、転職先で馴染めるかどうかは運次第といえるでしょう。
同僚とうまく付き合えるか…
中途採用で転職となると、すでに人間関係ができあがっている環境へ飛び込むことになります。
「会社の人とうまく付き合えるか」と不安になるのは当然のことです。
もちろんどの会社にもいい人、苦手な人、怖い人はいるもの。“人間関係”が原因で前職を退職した人は、特に怖いと感じるでしょう。
仕事がちゃんとできるか…
もし経験者として転職したとしても、新しい職場環境でスキルが発揮できるかは分かりません。
これまで培ってきた知識やスキルを活かし即戦力として活躍できるか、キャリアやスキルを評価してもらえるか不安になります。
せっかく中途採用されたのに「使えない」と思われることも怖いと感じる原因になり、仕事へのプレッシャーや緊張感につながります。
入社当日ではなく数日後のイメージの方が大事!
「1日でも早く仕事を覚えて心機一転頑張りたい!」
不安や緊張感でいっぱいになりながらも、このような気持ちを抱き転職先で仕事を始めるでしょう。
実は、入社したての第一印象で悪いイメージを持たれることはあまりありません。
よほど身だしなみが整っていないか、態度が悪いかでない限り、まだあなたがどんな人かが分からないため、固定されたイメージは持たれないのです。
つまり、入社したての頃よりも、その後の自分の行動や姿勢によってあなたのイメージは左右されます。
新しい環境に馴染むための7ルール
では、新しい環境に馴染むコツについてみていきましょう。
これから紹介する7つのルールを実践することで、転職後のイメージアップにつながりやすくなります。
新しい職場に馴染むための7ルール
- 笑顔とあいさつ
- ホウレンソウはしっかりと
- 清潔感を心がける
- 気負いすぎない
- 円滑なコミュニケーション
- 職場であることを忘れない
- 会社のルールを受け入れる
1.笑顔とあいさつ
「おはようございます」「ありがとうございます」「お疲れ様です」「お先に失礼します」といった挨拶は、人とのコミュニケーションを行う上での基本です。
そして挨拶をする際には、いい印象を与える「明るい表情」も大切です。
人の第一印象は、メラビアンの法則により、見た目が55%で印象付けられるとされるのです。
笑顔で接することで、相手からのイメージアップにつながりますし職場環境にもいい影響を与えるでしょう。
暗い表情よりも明るい表情をしている方が、話しかけられやすいといったメリットもありますね。
「〇〇さんがいると明るくなるね」と、言ってもらえるよう和やかな雰囲気で仕事を行うことが大切です。
2.ホウレンソウはしっかりと
社会人としてのマナー「報告・連絡・相談」であるホウレンソウも、人間関係を良好に保つ方法です。
転職してすぐは仕事の進め方や分からないことも多いでしょう。
分からないことを放置せずに、すぐ相談し実践していくようにしましょう。
また、一人で仕事を進めず必要なときは報告・連絡を忘れず行うといった基本を忘れないよう丁寧に仕事に取り組むことが大切です。
3.清潔感を心がける
普段から必要なことですが、とくに職場では清潔感を心がけることが大切です。
身だしなみ、ファッションはもちろん、デスク周りやロッカーの整理もきちんとするようにしましょう。
「きたない人」「片付けができない人」といったイメージをもたれてしまうと、良好な人間関係が築けず、気が付いたら職場で浮いてしまっていたという可能性も高まります。
4.気負いすぎない
「早く職場に馴染みたい」
「即戦力として活躍したい」
「自分を認められたい」
と、入社してすぐは熱意が高い方が多いです。
しかし会社や業務に慣れない内から、自分にできる範囲の仕事を超えて仕事を抱えたり、急いでやろうとしたり…仕事に対して気負い過ぎる人がいます。
無理な業務を抱えてミスをしてしまい、信用を損なう可能性もあります。
できることは少しずつ増やしていきましょう。
5.円滑なコミュニケーション
業務で分からないことは適切に質問・相談したりはもちろん、休憩時間や空き時間に声をかけたり職場内の交流を図りましょう。
与えられた仕事を淡々とするだけでなく、自分の作業が落ち着いたら「できることはありますか?」「できることがあれば言ってください」と、仕事への協力的な姿勢をアピールすることも大切です。
周囲の様子をみて協力的に行動できる人は、職場にもすぐ馴染み歓迎されやすいでしょう。
同僚に声をかけるときは、こんなポイントに気を付けてみよう!
- 要件の前に「〇〇さん」と相手の名前を呼ぶ
例えば「〇〇さん、お疲れ様です」と伝えることで、顔と名前を結び付けやすく、相手にとっても「名前を覚えてくれている」と好印象となるでしょう。
- マジックフレーズをつける
仕事をお願いしたいときなどは、「あいにくですが」「恐れ入りますが」などの柔らかい言葉をつけましょう。いきなり自分の言い分を相手に伝えるより、印象を優しくする効果があります。
また「おかげさまで」と一言付け加えることで、「あなたのおかげで」という意味が込められ感謝の意を伝えることもできます。
6.職場であることを忘れない
職場内の人間関係がうまくいき、円滑にコミュニケーションがとれるようになったとしても、礼儀は忘れてはいけません。
つい言葉遣いがぞんざいになったり、仕事中にも関わらずプライベートな話ばかりをしてしまったり。
あくまでも職場ということを忘れず、言葉遣いや礼儀は正しくつかいメリハリのある行動を心がけましょう。
7.会社のルールを受け入れる
会社にはそれぞれ独自のルールや禁止事項があり、前職と異なるケースも少なくありません。
業務がスムーズにできるようになる前から、「前職の会社ではこうだった」と意見をしたり改善案を出したりするのはNG。
「この会社に馴染もうとしていない」と周囲に思われるだけでなく、会社からも「プライドが高い人」とレッテルを貼られてしまう可能性があります。
まずは転職した会社のルールを知り、その会社のやり方に慣れていくことが大切です。
転職前は事前準備をしっかりと!
転職で感じる不安を少しでも解消するためには、入社前に
- どんな企業風土・方針の会社なのか
- 職場の人間関係はどうか
といった内部情報を掴んでおくことが大切です。
ですが、ホームページやパンフレット、口コミだけで知り得る情報は、職場の内情を十分に把握するためには物足りません。
人間関係などの内部情報を知るためには、転職エージェントの利用も一つの方法です。
転職エージェントは企業とのつながりが強く、アドバイザーが実際に企業へ訪問しています。内部事情や人間関係を熟知し、転職前に教えてもらえます。
「入社してみないと分からない」
「良い職場に出会えるかは運次第」
といったあいまいな気持ちで飛び込むのではなく、あらかじめどんな職場環境なのかを知った上で入社できれば、ミスマッチを防ぐことができるでしょう。
【まとめ】新しい職場で自分らしさを発揮しよう
新しい職場環境に馴染むためのコツについて紹介しました。
緊張するのは当たり前ですが、そればかりに捉われていては本来の実力が発揮できず、不完全燃焼に陥りがちです。
今回お伝えした7ルールを参考に、早く職場に慣れて自分らしく仕事に取り組んでいきましょう。
えりたさん
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