看護師の転職

看護師が持つとプラスの資格18選!元看護師が学習時間確保法も解説!

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看護師資格にプラスして、スキルアップとキャリアアップにつながる資格を取得したいとお考えの看護師も多いかと思います。しかし、多忙な日々を過ごす看護師は、どのような資格を選べばよいのか、どうやって勉強時間を確保するのかで悩んでいる方も多いです。

今回は看護師が取得するとプラスになる18種類の資格について、元看護師の筆者が活躍する分野別に解説します。忙しい看護師のために、どうやって勉強時間を確保すればよいのか、筆者の経験を基に紹介しますから学習方法の参考にしてください。

看護師にプラスの資格取得をおすすめする理由

なぜ看護師がプラスの資格を取ることをおすすめするのか、理由を詳しくご紹介します。

キャリアアップにつながる

資格を取得できれば専門性が高まることになり、現場での活躍の幅を広げられます。活躍の場が増えれば、職場で評価される機会も多くなり、キャリアアップもしやすくなるでしょう。

特に主任や看護師長、看護部長と言った役職は、マネジメント能力や現場への高い理解度がなければ抜擢されません。将来的なキャリアアップを考えるなら、資格取得で専門性やスキルをアピールしておくのが効果的です。

専門領域のスキルアップができる

資格はレベルの差こそありますが、いずれも何らかの専門領域に特化した知識・スキルを検定し、実力を証明するものです。資格を取得するには一定の知識と技術を身に付けている必要があり、学習を通してスキルアップができます。

看護師は現場での実務能力が重視されるため、スキルアップすれば周囲から頼られることも多くなるでしょう。人から頼られることは仕事のやりがいにもなり、モチベーションにもつながっていきます。

給与アップにつながる

資格取得はキャリアやスキルが高まるだけでなく、給与アップにつながる点もおすすめの理由です。例えば、医療機関で働く看護師の場合、取得した資格によって資格手当が支払われることがあります。

資格取得ですぐに大幅な給与アップとはなりませんが、毎月の給与に5,000~1万円程度上乗せされるため、長く看護師を続けるほどプラスの影響が大きくなるでしょう。看護師として長く働き、収入アップも狙うなら資格取得を目指す価値は十分にあります。

働き方がデザインしやすくなる

看護師にプラスされる資格は、専門領域を生かした働き方をデザインしやすい点も強みです。例えば、緩和ケア認定看護師や皮膚・排泄ケア認定看護師を取得した方なら、独自の外来を持って患者様のケアを行っている病院もあります。

また、特定の病棟には所属せず、専門知識を生かして各病棟を巡回し、患者さまへのケアや看護師への指導を行う働き方もあります。資格取得によって病棟や外来での通常の働き方だけでなく、自分なりの働き方をデザインできる点もおすすめの理由です。

転職でアピールしやすくなる

看護師も転職するのが一般的になってきており、ライバルとの競争を勝ち抜くには、資格がアピール材料になります。高度な資格を有する方や複数の資格を有する方ほど、看護師として意欲が高いと認められるからです。

看護師は専門分野や経験も重要ですが、もう1つの判断材料として資格があります。採用を判断する際にも、資格の有無で専門性が明確になることから、採用後の配属先を決める基準にもなるでしょう。

自分の努力とスキルをアピールする意味でも、転職活動と資格取得を並行していくのがおすすめです。

看護師におすすめの医療現場で役立つプラスの資格9選

医療現場で働く看護師におすすめのプラスの資格を9種類ご紹介します。

認定看護師

認定看護師は公益社団法人日本看護協会により、特定分野の専門教育を受けた看護師が認定される資格です。2019年7月時点で21分野が認定分野になっており、感染管理や皮膚・排泄ケア、糖尿病看護、緩和ケアなどが指定されています。

医療現場のプロフェッショナルとして、実践・指導・相談ができる人材育成を目的にしています。看護師としての実務経験に加え、認定領域での経験も必要となるため、取得のハードルが高い資格です。

参考:公益社団法人日本看護協会 『認定看護師』

専門看護師

専門看護師は認定看護師とは若干異なり、特定の看護専門分野の高度な知識を有し、病院での看護の相談・調整・教育・研究といった役割を果たす資格です。

看護系大学院への進学が必須条件となっており、2022年12月時点で14分野の認定が行われています。資格取得のハードルは認定看護師以上に高いですが、資格取得によって管理職になれる可能性も非常に高いです。

参考:公益社団法人日本看護協会 『専門看護師』

3学会合同呼吸療法認定士

3学会合同呼吸療法認定士は、日本胸部外科学会・日本呼吸器学会・日本麻酔科学会の3つの学会が合同で認定している資格です。呼吸療法の専門資格として、病棟や手術室での人工呼吸器の管理、呼吸療法の習熟を目的にしています。

近年は自宅で呼吸器や酸素吸入を行っている方も増えており、医療現場での3学会合同呼吸療法認定士の価値は高まっています。資格手当が出る病院は少ないですが、救急救命科や手術室、訪問看護など幅広い診療科で活躍できる資格です。

参考:公益財団法人医療機器センター 『3学会合同呼吸療法認定士』

NST(栄養サポートチーム)専門療法士

NST(栄養サポートチーム)専門療法士は、医療機関または福祉施設で栄養サポートチームやその業務を5年以上経験した方が取得できる資格です。資格取得により施設での調理法の提案や栄養・水分管理、NST回診などの業務に従事できます。

臨床栄養学の専門知識を学び、患者様を栄養面からサポートしたい方におすすめの資格です。資格取得にはセミナーや実地訓練を受ける必要はありますが、他の医療資格に比べると取得難易度は低めです。

参考:日本臨床栄養代謝学会 『NST専門療法士認定資格制度』

BLS・ACLS・PALSプロバイダー

BLS・ACLS・PALSプロバイダーとは、一次救命処置・二次救命処置・小児二次救命処置の専門知識と技術を有することを証明する資格です。BLSプロバイダーは一般人でも取得可能ですが、ACLSとPALSは医療系の有資格者しか取得できません。

プロバイダー資格を取得すると、さらに上位のインストラクター資格も取得できるようになります。インストラクター資格は医療機関での研修を行えるもので、医療機関における救命処置のプロフェッショナルとして頼りにされるでしょう。

参考:日本ACLS協会 『コースの種類』

リンパ浮腫療法士(LT)

リンパ浮腫療法士(LT)は、がんや手術などの要因によってリンパ浮腫を発症した方に対し、専門知識を生かした複合的な治療を行う専門資格です。2016年のリンパ浮腫治療が診療報酬改定で保険適用になったことで、医療機関での需要が高まっている資格です。

資格を取得するには講習と実技の研修を受けることと、看護師の実務経験が2年以上、さらに研修修了後に5症例以上のリンパ浮腫事例を担当する必要があります。

今後の需要が期待されることから、取得を目指す価値は高いです。

参考:リンパ浮腫療法士

消化器内視鏡技師

消化器内視鏡技師は、胃カメラや大腸カメラなどの消化器内視鏡業務の前処置や機器の洗浄・消毒、検査・治療の介助などの専門資格です。

内視鏡室で2年以上業務に従事し、日本消化器内視鏡技師会主催の研究会への2回以上の出席など、20時間以上の講義受講などの条件を満たすことで受検資格を得られます。

内視鏡室業務のプロフェッショナルとして働きたい方は、消化器内視鏡技師の取得がおすすめです。

参考:一般社団法人日本消化器内視鏡学会 『消化器内視鏡技師認定試験』

終末期ケア専門士

終末期ケア専門士は日本終末期ケア協会(JTCA)が認定する民間資格です。2020年に誕生した新しい資格で、医療・介護従事者を対象に、終末期の患者さまとその家族をサポートする終末期ケアのスペシャリスト資格とされています。

終末期に生じる様々な身体的・精神的苦痛をケアし、患者様と家族が最期まで自分らしく生きられるように支援することが目的です。緩和ケア認定看護師に比べて取得難易度が低いため、キャリアアップの最初のステップとしておすすめの資格です。

参考:日本終末期ケア協会(JTCA) 『終末期ケア専門士』

慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)

慢性腎臓病療養指導看護師(CKDLN)は、日本腎不全看護学会・日本透析学会・日本腎臓学会・日本移植学会・日本泌尿器学会・日本腹膜透析医学会の6学会合同の資格です。

慢性腎臓病看護の現場におけるケアの質向上を図り、高水準の技術と知識を持つ看護師を養成する目的で始まりました。腎臓内科や透析室などで患者様と家族へのケアを提供し、看護師としてのリーダーシップを発揮できる資格です。

参考:一般社団法人日本腎不全看護学会 『CKDLNとは』

看護師におすすめの介護・福祉分野で役立つプラスの資格6選

看護師におすすめの介護・福祉分野で役立つプラスの資格を6種類ご紹介します。

認知症ケア専門士

認知症ケア専門士は、日本認知症ケア学会が認定する民間資格です。認知症ケアに関する優れた知識・技術・倫理観を持つ技術者の養成を目的にしています。

認知症ケア専門士には介護現場での他のスタッフへのアドバイス、指導を行い、介護の正しい知識と技術を浸透させる役割があります。認知症ケアの業務に従事し、3年以上の実務経験を満たすことで受検可能です。

参考:認知症ケア専門士認定試験

ケアマネジャー

ケアマネジャーは正式名称では介護支援専門員と呼ばれ、介護を必要とする方やその家族の相談、ケアプランの作成、要介護者と介護事業所の調整役を担う国家資格です。

指定業務を5年以上経験することで受検可能となり、試験合格後に研修を受講することでケアマネジャーの資格が得られます。資格取得後は老健や訪問介護、特別養護老人ホームなど様々な介護現場に活躍の場を広げられます。

介護福祉士

介護福祉士は介護実務を3年以上経験したうえで、実務者研修を450時間以上受講するか、養成学校を卒業することで受検資格が得られます。介護現場で働く方の多くが保有する国家資格で、資格取得により手当を支給する施設も多いです。

介護現場で働く看護師のダブル資格としても人気が高く、看護と介護の両面から高齢者へのケアを提供できます。介護福祉士を取得すれば、どのような介護施設でも働けることから、取得すれば医療・介護業界のどこにでも転職可能になります。

参考:公益財団法人社会福祉振興・試験センター 『介護支援専門員』

福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターは、在宅で生活されている高齢者や障害者に対し、介護・福祉の視点から住みやすい環境を提案するアドバイザー資格です。資格の認定は東京商工会議所が行っており、受験資格は設けられていないため、誰でも受検できます。

資格には1~3級まであり、2級までは現場レベルでの福祉用品、福祉制度、住環境のアドバイスを行う資格として有用です。1級を取得すると地域全体の住まいのコーディネーターとして、自治体の福祉に関するアドバイザーにもなれます。

参考:東京商工会議所 福祉住環境コーディネーター検定試験

シニアピアカウンセラー

シニアピアカウンセラーは、高齢者の施設や家庭を訪問し、相談役や話し相手として傾聴する専門資格です。高齢者との対話の専門知識を身に付け、カウンセリング技術を持つことで。高齢者との信頼関係を構築する役割があります。

認知症の方とのコミュニケーションスキルも持つため、意思疎通が難しい方やその家族との信頼関係をスムーズに構築し、ケアへとつなげる役割もあります。

参考:一般財団法人日本能力開発推進協会 『シニアピアカウンセラー』

レクリエーション介護士

レクリエーション介護士は、介護施設で日々行われているレクリエーション活動の知識、技術を高める目的の民間資格です。2014年に誕生した比較的新しい資格です。

入居者や利用者の特性に合わせ、運動機能を高めたり、日常への活力を与えたりするレクリエーションを行う能力を養成しています。1級と2級の種類があり、いずれも通信講座や団体研修などを受講することで受検可能です。

参考:日本アクティブコミュニティ協会 『レクリエーション介護士』

看護師におすすめのその他プラスの資格

看護師におすすめの資格の中でも、医療・介護分野に該当しないその他の資格をご紹介します。

産業カウンセラー

産業カウンセラーは企業で働く従業員のメンタルヘルス、人間関係、職場環境のサポートや改善を働きかけることを目的とした資格です。一般企業の従業員を対象に面談を行い、心理学の手法を用いてメンタルヘルスの維持を支援します。

近年はリーダーシップ研修やファシリテーション研修、コミュニケーション研修などで指導者として産業カウンセラーが選ばれることもあります。看護師資格と併用すれば、産業看護師として心身の健康維持を業務にすることが可能です。

参考:一般社団法人日本産業カウンセラー協会 『産業カウンセラー養成講座』

チャイルド心理カウンセラー

チャイルド心理カウンセラーは、名前の通り10歳までの子供の成長と心理を観察・分析し、両親に対してアドバイスや支援を行うことを目的とした資格です。不登校やいじめによる心理的外傷へのケアも対応しており、子供の心理のスペシャリストと言えます。

小児科や精神科、心療内科の経験がある看護師と相性が良く、子供と周囲を取り巻く環境の課題を把握し、問題解決につなげていくのが役割です。医療現場以外でも子供の健やかな成長に貢献したい方は、チャイルド心理カウンセラー資格の取得をおすすめします。

参考:日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP) チャイルド心理カウンセラー(R) 資格認定試験

不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター

不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターは、いずれも日本不妊カウンセリング学会の認定する資格です。不妊カウンセラーは不妊に悩むご夫婦に対し、妊娠・出産に関する正しい情報提供を行うことを目的としています。

体外受精コーディネーターは体外受精や顕微授精といった高度な不妊治療に関して、医療の専門家としての立場から情報提供とカウンセリングを行うための資格です。

専門性の高さから、体外受精コーディネーターのほうが試験難易度は高いです。産婦人科や不妊治療専門クリニックで働く看護師なら、取得することをおすすめします。

参考:NPO法人日本不妊カウンセリング学会 『不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター』

多忙な看護師が資格勉強の時間を確保するには?

看護師は日々の業務と家事、子育てなどに追われ、勉強時間を確保するのが難しい方が多いです。そこで筆者が資格取得した経験に基づいて、どうやって勉強時間を確保すればよいかご紹介します。

一日の中で減らせる時間を見つける

最初にやるべきこととして、1日のスケジュールを大まかに洗い出し、どの時間を減らせるか見つけることから始めましょう。夜勤のある方は日勤と夜勤のそれぞれで書き出します。

そして、料理や洗濯、掃除、余暇などの時間から、削れる部分を削って勉強時間を確保します。例えば、筆者は掃除を簡単に終わらせたり、余暇時間を削ったりすることで勉強時間を少しずつ確保していきました。

自宅での学習時間を確保するには、日々の中から削減できる部分を見つけることが資格取得への第一歩です。

隙間時間を有効に活用する

隙間時間とは、家事や仕事などのちょっとした合間にできる時間のことです。日常の隙間時間とは、通勤時間、仕事の休憩時間、トイレなどが代表的です。

筆者の場合、隙間時間に単語カードで勉強したり、自宅内のトイレや台所の壁面に問題文を書いた付箋を張り付けたりして、わずかな時間でも学習していました。

しっかりと学習時間が取れる時は参考書でインプット学習、隙間時間には問題文でアウトプット学習することで、必要な知識が定着していきます。隙間時間は1日の中でも大きな部分を占めるため、有効活用することで合格に大きく近づくでしょう。

通信教育を利用する

資格の学習に参考書や通信教育、講座の動画など、様々な方法を選択する方がいるかと思います。中でも学習効率が高く、隙間時間も活用しやすいのが通信教育です。

通信教育にはパソコンやスマホで動画を視聴できるタイプや、アプリで単語カードや問題集を解けるタイプなどがあります。隙間時間に学習することも考慮するなら、スマホ1台で学習できる通信教育を利用するのがおすすめです。

耳で聞きながら勉強する

参考書や動画視聴は観て学習するものですが、家事や通勤中に学習するなら、耳で聞きながら学習する方法もおすすめです。イヤホンを装着して動画を聴きながら学習するだけでも、音として記憶に残るので勉強になります。

筆者の場合は通勤中に車のスピーカーで流したり、仕事の休憩時間にイヤホンで聞いたり、家事をしながら聞いたりすることで勉強時間を確保しました。やり方は色々とありますが、勉強を聞きながらする方法なら時間を無駄にすることがないのでおすすめです。

まとめ:資格取得はスキル・キャリアの両面からプラスに働く

看護師資格を保有していれば、どこの病院・クリニック・介護施設でも働ける汎用性の高い医療資格です。しかし、看護師資格だけではスキルとキャリアが磨かれているとは言えず、将来のキャリアデザインや転職では特徴が薄れてしまいます。

専門分野の知識を深め、キャリアアップしていくためには、自分の関心がある分野に関する資格を取得することが重要です。また、資格を有していれば自信にもつながり、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。

将来設計を有利にするためにも、色々な資格取得を目指しましょう。

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