歯科衛生士の転職

【例文つき】歯科衛生士の転職!退職理由&志望動機はこう書け

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「歯科衛生士としてやりがいを感じているけれどやめたい」
「歯科衛生士の転職活動、内定をもらえるか不安」

転職活動の成功に向けて重要なのは、退職理由や志望動機です。

今回は、歯科衛生士の転職事情や退職理由・志望動機の書き方について事例を挙げて紹介します。

これから転職を検討している歯科衛生士の方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士「志望動機」「退職理由」ポイント&例文

歯科クリニックが人手不足だと言いましたが、だからといって「どこでも応募すれば採用してもらえる」と思うのはNG!

歯科クリニックは小規模であることが多いため少数精鋭が主流。採用の際には「今のスタッフとうまくやっていけるか」「貢献してもらえるのか」を重視しています。

中でも志望動機は「数あるクリニックから当院をなぜ選んだのか?」を把握するための項目のひとつであり、ライバルと差別化を図るためしっかりアピールする必要があります。

では歯科衛生士が転職成功に近づく志望動機の書き方についてみていきましょう。

書き方の事例もあわせてお伝えしますので参考にしてください。

事前にクリニックの専門性や特徴をチェック!

経験豊富な歯科衛生士ならスキルやキャリアを強みに志望動機をアピールすることができますが、経験の浅い歯科衛生士の場合はクリニックの専門性や特徴を志望動機に入れることをおすすめします。

診療方針や理念には、たとえば以下のようなものがあります。

  • 「コミュニケーションを大切にした治療プラン」
  • 「話しやすく笑顔溢れる歯科医院」
  • 「ホワイトニングやデンタルエステで美しい口元へ」

クリニックによって様々な専門性や特徴があり、訪問診療や栄養指導などを行っているところもあります。

クリニックの診療方針や理念、施術の専門性など、ホームページや口コミなどからやりたい分野かどうか確認してください。

そして自分のキャリアプランに合っているか、歯科衛生士としてどんな働き方がしたいかなどを明確にし、熱意をアピールしましょう。

迷ったら「自分の強み」を書く

志望動機を書く際に入れてほしい内容は自己PRです。

〇〇に強みがあります」「〇〇について貢献できます」といった自分のメリットを伝えることで、クリニック側が採用後のイメージをしやすくなります。

前職の働き方や力を入れていた施術など、具体的にアピールすると伝わりやすいのでおすすめです。

例文

私が貴院を志望した理由は、予防歯科に特化し口腔ケアに力をいれているからです。

歯科衛生士として5年間勤務しましたが、予防歯科の重要性を感じ患者様一人ひとりに合わせた予防プランを提案し、口腔ケアを実践してきました。

これまで身につけた予防歯科のスキルやコミュニケーションスキルを活かして、貴院で活躍したいと思っています。

キャリアビジョンを伝えると将来性に繋がる

転職希望先のクリニックの特徴をもとに、自身のキャリアビジョンを軸にアピールする方法も◎です。

クリニック側は「貢献してくれる人材」と「将来性のある人材」を求めています。

クリニックの強みや特徴と応募者のキャリアプランがマッチングしていれば、ぜひ採用したいと思うでしょう。

歯科衛生士には認定資格制度があり、実務経験と研修によって専門分野の認定歯科衛生士として認定されます。

例えば日本小児歯科学会認定歯科衛生士、インプラント専門歯科衛生士、ホワイトニングコーディネーター、認定矯正歯科衛生士1級などがあります。

認定歯科衛生士を目指している方は、診療科や特徴から自身にマッチングするクリニックを選び、将来的なスキルアップをアピールしましょう。

例文

貴院を志望した理由は、ご年配の患者様が多く訪問歯科にも力を入れていることから高齢者の口内環境をサポートし自身の学びにもつなががると思ったからです。

摂食や嚥下に悩む方や自宅で口腔のケアが不十分な方をサポートし、いつまでもお口の健康を維持していただきたいと思っています。

私は将来的に将来認定歯科衛生士 認定分野Aを目指しているため、セミナーや勉強会などスキルアップの機会が多い環境で成長し、貴院に貢献していきたいと思っています。

診療科を軸にした志望動機もアリ

実務経験を重ねた歯科衛生士は、スキルやキャリアをみにつけ自身がどんな診療科に関心があるか定まっている方が多いかと思います。

現在の歯科クリニックは、予防歯科や審美歯科、矯正歯科など様々な診療科を強みにしています。

これまでのスキルやキャリアから得意な診療科や新しい診療科にチャレンジをしたい、というようにアピールするのも効果的です。

例文

私は子供の頃から歯並びが悪く、口を開けて笑うのが怖かったことがあります。

矯正治療を行い自分の笑顔に自信を持てるようになったとき、「自分自身も誰かを笑顔にしたい」と強く思うようになりました。

患者側だった頃の経験を生かして、患者様の不安な気持ちに寄り添い歯並びが良くなることで自信につながるようサポートしていきたいです。

患者様を明るく笑顔にと、矯正治療に力を入れている貴院の方針に惹かれ志望しました。

ブランクからの復職は向上心をアピール

歯科衛生士に多い退職理由に結婚や出産、育児などライフイベントがあります。

ブランクから復職する場合は、まず応募先にブランクの理由を伝えることが大切です。

歯科業界の情報や施術方法など日々進化し、ブランクが長ければ長いほど情報が遅れがちになります。

ブランク期間中にも歯科について学び、復職後はさらに勉強をして即戦力として活躍したいと前向きな気持ちをアピールしましょう。

例文

出産と子育てを機に退職しましたが、子供が小学生になったので復帰したいと考えています。
子育て経験を通じて虫歯の予防や小児歯科の重要性を感じ、「虫歯を作らない」「口腔の健康維持」という小児の予防歯科に携わりたいと思い志望しました。
5年のブランクはありますが、子育てをしてきたことで虫歯や歯磨きの仕方などに悩む保護者の気持ちに寄り添い施術していきたいと思っています。
歯科を通じて、保護者の方と共に一緒に子供を見守っていける歯科衛生士を目指しています。

ネガティブな退職理由はポジティブに言い換えよう

前職を退職した理由が給料や待遇への不満、職場の人間関係などネガティブだった場合、注意したいのが「絶対に前職の悪口を言わないこと」です。

ネガティブな理由を伝えると、「同じ理由で辞めるのではないか」「次転職した際に自分のクリニックも悪口を言われるのではないか」と採用に対する懸念を抱かれる可能性があります。

面接では志望動機をアピールする際に、退職理由に触れて話さなければいけないこともあります。

その場合、前職のネガティブな経験や出来事を話すのではなく、ポジティブな言い方に変えて伝えることをおすすめします。

志望動機の書き方が不安な方は転職サイトの利用がおすすめ

志望動機は「なぜ転職先として選んだのか」という応募者と転職先とのマッチングのポイントにつながります。

そのため志望動機から「なぜ選んだか」の理由を明確に伝えることが大切です。

志望した理由から当院で活躍できる、または貢献できる人材なのかを理解してもらうために積極的なアピールをしましょう。

しかし一人で志望動機をまとめるのは不安、これでいいのか分からないという方も多いかと思います。

そこでおすすめしたいのが転職サイトの活用です。

歯科業界やその歯科医院の情報に精通したアドバイザーが、仕事先の紹介はもちろん履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれます。

また適切な志望動機を書くために必要な職場の情報収集もサポートしてもらえるので、応募先に響く志望動機を作成しやすくなるでしょう。

ではおすすめの転職サイト2社をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

トータルサポートではじめての転職も安心「デンタルワーカー」

デンタルワーカーは、求人数とサポート力が魅力の歯科衛生士の転職に特化した転職サイトです。

多数の求人情報だけでなく求人先の情報量も豊富に保有しているため、実際の労働環境や職場の人間関係、残業時間の実態など内部情報に精通しています。

また出張面談にも対応し、自分から伝えづらい条件交渉や給与交渉など徹底したサポート体制ではじめての転職も成功に導きます。

入職した後も不安なことや困ったことがあれば担当者に相談できるアフターフォローも充実しています。

初めての転職で自身のない方、退職理由や志望動機の書き方に不安のある方、自分に合った職場を見つけたい方におすすめです。

公式サイトhttps://dental-worker.com/
地域全国
実績年間転職成功者数30,000人
※トライトグループ合計。2020年4月~2021年3月実績
選ばれる理由非公開求人豊富
オーダーメイド型のトータルサポート

マイペースに求人探し、事前見学もできる「クオキャリア」

クオキャリアは、株式会社クオキャリアが運営する歯科衛生士・歯科医師に特化した転職サイト。

直接医院に取材をしたリアルな情報に強みがあり、一般には公開されない内部情報や職場の雰囲気などを知ることができます。

募集要項だけでなくクリニックの強みや求人のポイント、クリニックからのメッセージも掲載されていますので、自分に合った職場を探しやすいことがメリットです。

職場によって事前見学にも対応しているのは歯科専門の転職サイトとして長年の実績とノウハウがあるからこそ。

歯科業界のネットワークが強く、クリニックとの橋渡しとして歯科衛生士のキャリア形成をサポートする転職サービスです。

エージェントのサポートサービスはありませんので、マイペースに求人情報を☑したい方におすすめです。

公式サイトhttps://www.webqua.jp/
地域全国
実績歯科専門で15年以上の実績
全国7,000以上の歯科医院とコミュニケーション
選ばれる理由マイペースに応募&見学可能
働き方の選択肢が豊富

転職しやすい職種って本当?歯科衛生士の転職事情

少子高齢化によりどの業界も人材不足とされていますが、介護業界やIT業界だけでなく歯科業界においても悩みの種です。

近年ではホワイトニング歯科や美容歯科が増え、歯科衛生士のニーズは右肩上がりなので転職のハードルはさほど高くはありません。

採用したくても求人応募が少ない歯科クリニックがある一方で、人気のクリニックでは「働きたい」という応募が多く激戦となる、二極化しているのが特徴です。

ではデータを参考に、歯科衛生士の転職事情をみていきましょう。

有効求人倍率3.24倍!歯科衛生士は転職しやすい

厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagのハローワーク求人統計データをみると、歯科衛生士の有効求人倍率は3.24倍(令和3年度)とされています。

このことから他の職種に比べて有効求人倍率が高く、就職や転職に困ることが少ない状況です。

参照:職業情報提供サイトjobtag ハローワーク求人統計データ

歯科衛生士の70%以上が転職経験あり!

歯科クリニックの総数が増え歯科衛生士のニーズが高まる中、就業している歯科衛生士は働きやすい環境や待遇のいいクリニックなど自分に合った職場を選ぶ傾向があります。

公益社団法人日本歯科衛生士会の『歯科衛生士の勤務実態調査報告書』をみると、

1~4回以上転職を経験した歯科衛生士は全体の76.4%と、多くの方が転職を経験されています。

転職を経験したことがない歯科衛生士は33.1%と、同じ歯科医院で働き続けることの方が少ないことが分かります。

ニーズが高く職場を選べる状態なので、不満をもちながら働き続けるよりも自分の条件に合う職場で働きたいという方が多いのでしょう。

参照:日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態調査報告書

歯科衛生士の転職理由ランキング

では転職をされた方は、どんな理由で転職したのかについてみていきましょう。

勤務先を変わったことがある人の勤務先変更の主な理由、上位7項目は以下のとおりです。

歯科衛生士の転職理由TOP7

  • 1位・・・「出産・育児」 11.7%
  • 2位・・・「結婚」9.9%
  • 3位・・・「経営者との人間関係」9.1%
  • 4位・・・「仕事内容のレベルアップのため」 4.8%
  • 5位・・・「家庭の事情」4.3%
  • 6位・・・「仕事内容」4.1%
  • 7位・・・「給与・待遇の面」3.7%

参照:日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態調査報告書

ではランキングTOP7から転職理由を詳しくみてみましょう。

女性のライフイベントによる転職が上位に

歯科衛生士は女性の活躍が多い職種なので、出産、育児、結婚などライフイベントが転職に大きく影響していることがわかります。

歯科衛生士は需要度の高さから職場の選択肢が幅広く、ライフイベントや家庭の都合、職場への不満などで退職してもより良い環境を求めて転職する方が多い現状です。

例えば歯科衛生士の資格を取得してから20代~30代まで働き、結婚や出産、育児を理由に退職。

そして子育てが落ち着いた頃に復職するといった働き方が一般的です。

産前産後休暇や育児休暇を活用し元の職場に復職する方や、仕事と育児の両立のしやすさを求めて働きやすい職場へ常勤または非常勤で転職するといったケースがあります。

特に小規模のクリニックでは時短勤務や仕事と育児の両立など子育てママが働きやすい環境が整ってないところがあり、離職される方がいます。

しかし「資格があればどこへ行っても働く場所に困らない」というのも過言ではなく、まさに国家資格者として手に職をつけた一生ものの職種といえるでしょう。

次に多いのは職場の人間関係

どの業種・職種においても退職理由に影響するのが職場の人間関係です。

特に歯科クリニックは女性が多く働き、スタッフの総数が少ないため女性特有の人間関係や派閥争いなどで退職を考える方が多い傾向です。

中でもランキングに上がった経営者(院長)との人間関係に悩む歯科衛生士が多く、パワハラや理不尽な対応などでストレスを感じている方も多いようです。

仕事内容への不満が転職に繋がるケースも

歯科衛生士は歯科医師の指導のもと、歯科疾患の予防処置や診療の補助、歯科保健指導などが仕事ですが、クリニックによって専門性や治療の特化がみられます。

近年の歯科業界の動向として予防歯科の重視やホワイトニングや歯列矯正など審美治療など自由診療を展開するクリニックが増えているため、どのクリニックで働くか、によって仕事内容が大きく異なります。

そのため関心のある分野ややりたい施術ができない、歯科衛生士としての仕事以外の業務が多いといった不満を抱え転職される方が多いのが現状です。

クリニックによって医療事務員を配置せず、受付や電話対応なども歯科衛生士が担当するところもあり、本来の業務が行えないことに悩んでいる方も少なくありません。

給与・待遇面も重視されやすい傾向

歯科衛生士の年収は300万円~400万円が相場とされています。

女性の平均給与としては決して少ない部類ではないのですが、国家資格であることや業務内容と給料が見合っていない、昇給制度が整っていない等の理由から給与や待遇面で不満を抱えている方が多いのが現状です。

スキルやキャリアのある歯科衛生士はこれまでの経験を活かして、「より給与・待遇がいいクリニックへ転職したい」と考えるのは当然のことですね。

【まとめ】歯科医院とマッチする志望動機を作成しよう

歯科衛生士の転職事情や退職理由、志望動機の書き方事例、おすすめの転職サイトを紹介しました。

歯科衛生士は国家資格なので正社員だけでなくパートの求人も豊富。

理想のワークスタイルを選びやすく、ライフイベントをきっかけに退職された方も新しいキャリアプランにチャレンジしやすい職種といえるでしょう。

しかし歯科医院によって特徴や強みは様々で、力を入れている診療科目が異なります。

自分の強みやスキル、キャリアプラン、働く意欲が伝わる志望動機でアピールし、転職成功を目指しましょう。

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